「Digタブレット」で点検作業のコスト削減
ファーマパック株式会社 大沢野工場様は、容器の製造と内用液の充填を同時に行うBFS(成形同時充填)システムに特化した専門工場です。医薬品をはじめ、さまざまな製品の受託製造などされています。また、プラスチック容器の開発・製造を行う、グループ会社の阪神化成工業株式会社が培った技術を生かし、容器の工夫や付加価値のご提案もされています。(ファーマパック株式会社様の詳細はこちらをご覧ください⇒https://www.hanshin-group.co.jp/group/pharmapack.html)
ファーマパック株式会社様では、空調設備をはじめとする工場内の屋内・屋外ユーティリティ設備の数値記録を残すにあたり、次の課題を抱えておりました。
- 点検台帳への手書き作業、分析のためのExcelへの転記作業で手間と時間がかかる。
- 転記作業時の転記ミスや、転記時に気付く実績収集時の見間違いなどによる、後戻り作業に時間をとられる。
- システム検討においては、「Part11対応」「通信を圧迫しないシステム」「屋内、屋外共に使用可能なもの」というハードルがあり、条件を満たすものと出会えていない。
そこで、自由に台帳を作成・編集し、タブレット端末を使って現場入力することで簡単にデータ化でき、実績をすぐにトレンドグラフで分析ができる「Digタブレット」を提案し、ご採用頂く事になりました。
ファーマパック株式会社 大沢野工場 製造課 設備保全担当 安田様にお話を伺いました。
紙台帳からタブレットに変わって、便利になった点を教えて下さい。
紙台帳からタブレットに変わって、便利になった点を教えて下さい。
点検作業時間の短縮を実現
「タブレットを活用して点検作業を実施することで、手書き作業が不要となり、Excelへの転記作業や、転記作業時の誤字・脱字の修正の手間もいらなくなったため、点検作業の時間短縮(6時間→4時間)に繋がりました。」
「タブレット入力することで基準値を逸脱した時、入力ミスした時には、アラート機能により知らせてくれるので、正確なデータ管理が可能となりました。」
「その他にもカメラ機能を使って、設備状態を画像に記録でき、特記事項もコメント欄で残すことができるので現場の状況を正確に把握でき、また設備業者にも設備状態の画像を使って説明できるため、設備問題も迅速な対応が可能となりました。」
Digタブレットの便利だと思う機能を教えて下さい。
Digタブレットの便利だと思う機能を教えて下さい。
「医薬品製造工場として、空調設備システムの数値データの記録はGMPにおいても重要なデータであるため、手書きからタブレット入力にすることで、アラート機能により正確なデータ登録が可能になりました。」
「工場の外の設備を点検する際には天候が悪い日は紙台帳では濡れることがあり管理が大変でしたが、タブレットでは防水なので気にしなくてもよくなりました。」
「手書きの際の面倒な転記処理がなくなり入力ミスなどの間違いが起きなくなりました。」
今後、Digタブレットを社内で展開できそうな業務・部署があれば教えて下さい。
今後、Digタブレットを社内で展開できそうな業務・部署があれば教えて下さい。
「秤量調整係の業務への展開が可能です。」